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好調ソフトバンク シーズン開幕から快進撃を続け、交流戦も 勝率.818でダントツ“V”を飾ったソフトバンクホークス。 ペナントレースでも勝率.714は全球団トップ。 チーム打率.270も十二球団中1位で、 チーム防御率の2.27も十二球団中2位。 とにかく今年のホークスは強い。 元々ホークスは常連Aクラスの強豪チームの イメージが強かったが、 しかし近年は意外な低迷状態にあった。 王監督最終年の2008年にチーム十二年振りの最下位。 続く新任の秋山監督で直ぐに3位のAクラスに返り咲くが チーム打率は.263で4位。 秋山監督は二年目にはさらに優勝まで成し遂げるが やはりチーム打率は.267で5位。 数字的にはそこまで悪くはないがパの他のチームがそれ以上に 打ちまくる為に完勝を得られなかったという感じ。 しかし先ずは最下位だった08年のチーム防御率を5位から 一気に2位にまで引き上げ、 そこからチーム順位の上昇が始まった。 今年のホークス快進撃はその防御率に加えて 打線の復調が重なって、 他を寄せ付けぬまでの圧倒的勢いを得る事に成功した。 ソフトバンク 先発 年度別成績(~6/19) ソフトバンク リリーフ 年度別成績(~6/19) ホークスは以前から先発投手力に秀でたチームだったが しかし絶対エースの斉藤和巳投手を除いては、 些か不安定さの見える顔触れだった。 それが先ずその斉藤投手と、 そして新垣渚投手が共に故障で戦線離脱。 杉内俊哉投手は成績でダルビッシュに迫る実力ながら いかんせん好不調の波が激しく、 一年毎に浮き沈みを繰り返す“隔年エース”。 和田毅投手は安定さに於いて他のピッチャー達に比べて優れていたが、 しかしエースとしては地味な印象。 が、 その和田投手が去年17勝8敗で最多勝。 開幕投手を務めた今期も防御率1.84の6勝1敗で勝率0.875と、 とにかくここに来て彼に任せて置けば絶対に負けないという程の 貫禄を感じさせるまでに。 また杉内投手も珍しく去年・一昨年と続けて好成績を残し、 晴れて“隔年”返上の好調を保ち続けている。 そして他のピッチャー達にしても同様。 詰りソフトバンクの投手陣は皆、 ここ1~2年の内にググッと成績が急上昇して来た感じ。 そしてここ1~2年の事と言えば、 やはり王監督の退任に伴うチーム人事の一新。 新任の秋山幸二監督はホークス二軍監督からの昇進。 ヘッドコーチは大石大二郎コーチ。 打撃コーチは立花義家コーチと藤井康雄コーチ。 投手コーチは高山郁夫コーチと斉藤学コーチ。 高山コーチは元・西武、広島、ダイエーで先発・中継ぎに 活躍したピッチャー。 秋山監督とは西武時代からの同友で、 その縁で二軍時代の秋山監督から招かれて同投手コーチとして 赴任する事に決まったと言う。 秋山監督の一軍昇格と共にまた、 高山コーチも一緒に一軍昇格となった。 しかしこの高山コーチは他の経験豊富な 投手コーチ達に比べてマイナーで、 情報が知りにくい。 せめて何か談話の一つでも聞ければと思うのだが・・・。 が、 少なくとも高山コーチの就任年度に合わせる様に、 ホークス投手陣の状態が良くなって来ているのは確かだ。 ここに来てピッチャーの与四球・与死球率にも 改善が見られる事から、 やはりピッチングコーチ主導の下、 不調だった投手防御率の立て直しが行われたのではないかと察せられる。 それと今一つ顕著な特徴として、 開幕からこれまでホークス投手陣のスタメンに、 目立った入れ替えが行われていないという事。 先発はキッチリ、ローテーション通り。 リリーフもまた、 不調で登録を抹消されたのは馬原孝浩、大隣憲司、藤田宗一の 三選手くらい。 絶対のクローザーたる馬原投手の二軍落ちには 流石にファンも驚いたが、 しかし直ぐに調整して復帰を果たして来た。 こんな事も他のチームでは容易にマネの出来そうにない事だが、 ただ始めに決めたスターティングメンバーに 異動が少ないという事は、 首脳陣が前以て打ち出したチーム戦略に 誤りが無かったという事になる。 他にも現状に合わせた的確な補強で打線にも見事に活気が蘇った。 この辺りの堅実さは今の中日と実に良く似ていて、 そしてその中日と同様、 今の秋山ホークスも安定Aクラスの長期政権となりそうな気配。 唯一の弱点と言えばやはり短期決戦、 ポストシーズンの弱さか。 しかし現状他のチーム状態と比べて、 今年のホークスに限っては、 2009年の原巨人優勝の時の様に、 磐石の横綱相撲で日本一の頂点にまで上り詰める確立は 非常に高いと言えるだろう。
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2011年、パ・リーグ順位 対戦別月間推移表
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森野の微笑み
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尾花監督と山本省吾 先日、休み明けの6/8。 横浜尾花監督期待の左腕、山本省吾が対楽天3回戦に 先発登板するも六回5失点。 山本は今期ローテーションの柱として期待されながらも これまで全10試合登板、2勝7敗で防御率も4.60。 楽天戦では失策に絡む失点の不幸も重なったが、 しかしチームの大黒柱としてこの成績では、 横浜の他の先発、主力の三人と同様、 いつローテーション降格を宣告されても不思議ではない。 が、 尾花監督に今の所その気配は無い。 僅か1~3試合の登板で降格された他の三人に比べ、 監督のこの山本に対する対応は非常に対照的である。 しかし尾花監督は、 今ここで山本省吾の脱落は、 今後のペナントレースは元より、 これまで地道に積み上げて来たベイスターズというチームの再建にまで 深刻な影響を与えかねないと、 考えているのではないか。 とにかく監督にとって何か単なる勝ち星以上に、 代えられないだけの理由が存在するのに違いない。 だから山本省吾は外せない。 それでもし今年、 結果、山本が一人で大量の黒星を背負い込む様な 事になろうとも、 尾花監督はもはや彼と心中する覚悟ではないか。 2011/6/9
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巨人、まさかの最下位再転落ながら・・・ 4月21日(土)、 ヤクルト対巨人、5回戦。 ヤ2-0巨 ヤクルトの先発・赤川と巨人・沢村の投手戦も沢村の力投報われず、 巨人は今季6度目の零封負けを喫し、 7日以来の最下位に転落した。 ヤクルトの赤川はストレートが良く走り、 巨人を相手にプロ初完封。 逆に巨人の沢村は打線の援護を得られず、 ここまで4試合、防御率2.45の成績ながら1勝3敗。 やはり今の巨人の最大の問題は打撃陣の不調。 原監督も今日は4番・阿部以外の打順を大幅に組み替えるオーダーで 試合に臨んだが、結局いい結果には結び付かなかった。 が・・・、 これがどうしていつの間に、 巨人バッターの多くが打率を向上させて来ている。 特に坂本と長野の復調は大きい。 何とか率を稼げる打者はいるという事で、 1・2番には今の寺内の様な、 誰か調子のいい選手を持って来ればいいだろう。 後はやはり中軸の4番には阿部ではなく、 ホームランを量産し打線の核となれる長距離バッターが 一人、欲しい所だが、 このチーム最下位という危機的状況にまた、 フロントの方で再び新外国人の緊急補強が行われる見込みとなった。 この辺りは流石、富豪チームの持てる強みだが、 後は獲得したその選手達が思った様な活躍をしてくれるかどうか・・・。 目下、絶不調を極めるボウカーもオープン戦では好調だった。 そこはだから、 以前の清武GM任せの人選ではなく、 監督やコーチ、現場のスタッフ皆でこのバッターが“良い”と、 獲得を決めた選手だったので、 これまでとは違って確かな活躍を期待出来る補強の筈だった。 それが実際、シーズンが始まってフタを開けて見れば・・・、 やはりこれまでと同様、 「巨人では外国人選手が大変な思いをする」といったジンクス通り、 満を持して入って来た助っ人外国人選手の方が、 呪われた様に成績を急落させて行く驚愕の事態となってしまった。 しかしこうなるともう、 これは獲得して来る人選に問題があったのか、 それともその選手を迎え入れる、 巨人球団の受け入れ態勢の方に問題があるのか。 目立つのは2007年~2009年のリーグ三連覇を支えた コーチング・スタッフの陣容が現在とはかなり変わって、 今では例えば、 現役時代、捕手として殆どプレー実績の無い元ヤクルトの秦真司氏が 何故か一軍バッテリーコーチをしていたり、 去年の清武GMの解任騒動などにしてもそうだが、 ここ最近は球団内でそういった人事面の問題が多く見られる様になった。 今日の敗戦で巨人はとうとうセ・リーグ最弱のDeNAと入れ替わりに 順位が最下位となってしまったが、 元より横浜とは選手一人一人のレベルも層の厚さも段違い。 彼らがせめて必要最低限の働きさえしてくれれば、 それだけでもこのままずっと最下位という事はないだろう。 ただ今後もずっとこうしたゴタゴタが続く様ならば、 改めてフロントまで含めた、 球団人事の見直しをした方がいいかも知れない。
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う~ん、この藤川球児。 ・野球小僧 編集部ログ
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5W1H 現在ホークスは十二球団中無敵とも言うべく 力の強さを発揮しているが、 ホークスが嘗て南海からダイエーに身売りされた当初、 本拠地を平和台へと移しての戦績は最悪。 殆ど最弱と呼べる球団だった。 しかもその弱い球団が、 中でプレーする選手達が極端に小さく見えてしまう程広く、 高い外野フェンス(通称グリーンモンスター)を持った ドーム球場なぞを新設した為、 果たしてこのチームの行く末は大丈夫だろうかと心配したが、、 しかしその後苦節の十年を経て、 王貞治監督の下ホークスは見事に生まれ変わる。 89年の移転から99年にリーグ優勝、日本一。 そして決して日本人にこの球場でのホームランの量産は不可能だと 思われていたそのドームで打ちも打ったり、 01年の最盛期には小久保・城島・井口・松中の四人で合わせて 141本ものホームランをカッ飛ばした。 決してローカルな日本人規格に甘んじる事を潔しとせず、 飽くまでもグローバルなメジャー規格で建設したド-ム球場に 選手達のパワーを追い付かせるという離れ業を実現してしまった。 しかしそんな弱小ホークスを一変させた規格外の新人類達も皆、 実は或る一人の人物の手によって集められた。 現ホークスの秋山監督もまたその人によってホークスへと 呼び集められた一人だった。 それこそが元ホークス監督の故根本陸夫氏である。 西武在籍時のホームランバッター、秋山幸二選手を迎え入れた際も 「世紀のトレード」として話題になったが、 ダイエー在任期間中、小久保裕紀・城島健司・斉藤和巳・ 井口忠仁・松中信彦・柴原洋などをドラフトで次々に獲得し、 その後現在に至るまでのチームの土台を築き挙げた。 とにかくその時々に於ける最高の逸材を、 考えられる出来るだけの手段を使って掻き集めて 決して他者には譲らないという まさに超“タカ派”な凄腕ゼネラルマネージャー。 それが根本陸夫という人だった そして実はその以前、 清原・秋山・デストラーデの強力クリンアップで知られる 森監督時代の西部ライオンズ最強チームも、 やはりこの根元氏が、 松沼博久・松沼雅之の松沼兄弟に加えて田淵幸一・野村克也。 森繁和、石毛宏典、秋山幸二、伊東勤、工藤公康、清原和博といった 超一流所の人材を、 やはりあらゆる手段を駆使して掻き集めたのが その成功の始まりだった。 例えば同じ監督でも選手を育てる監督やチームを強くする監督など 様々にわかれるが、 これは傍から見ていて中々判断し辛い。 監督以外にも他のコーチやスカウト、スコアラーなど、 誰がどの様な働きをして、 それがどの様な結果に結び付いて行ったかなど、 一般人にはとてもわからない。 今ホークスを支える杉内俊哉、和田毅、新垣渚、馬原孝浩といった 投手陣も、 それは現ホークス二軍監督の小川一夫スカウトによって 集められたと言う。 根元監督なども監督としての成績はそれ程でもなかった。 特に人を育てて行く場合、そこには数年のタイムラグが発生する事に なるので、やはり人事の判断は難しい。
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西武ライオンズの迷走 先日、4月26日の西武対ソフトバンク5回戦。 3連敗中の西武が先発・岸孝之の、 全9回、140球、被安打6、奪三振10、失点1の無四球ピッチングで 3-1で勝利。 岸はこれで4試合登板、3勝1敗、防御率0.83の成績でチームの勝ち頭。 西武の全6勝の内、半分の3勝を一人で上げる大活躍。 しかしここまで今年の西武は本当に酷い状態。 チーム成績は18試合、6勝12敗0分でダントツの最下位。 チーム打率.209、防御率3.66、得点40も全てリーグ最下位。 所が開幕前の予想では多くのプロ野球解説者から 優勝候補に挙げられるなど、 シーズンが始まってここまで悲惨な状況はとても考えられない事だった。 悪夢のシナリオは開幕の初戦から。 この日、5年連続の開幕投手となった先発の涌井が 日ハム、斉藤佑樹との投げ合いに4回途中、6失点の内容で ノック・アウト負けを喫すると、 4月15日のオリックス戦に今季自身最短の3回4失点の内容で 降板後、3敗目となった翌の16日には、 「スピードもキレも無く、勝てる投手の要素が全く無い」と 渡辺監督から厳しい指摘を受け、 遂に二軍落ちが決定。 涌井の降格は最大の痛手だったろうが、 それでもここまで西武の先発投手陣はその涌井以外は先ず先ずの内容で、 先発防御率も2.77でリーグ3位。 特に涌井と正反対に去年の不振から生まれ変わった様に 岸が大健闘のピッチング。 しかしさらなる誤算は中継ぎ投手人。 開幕前はむしろ、チームで一番のセールスポイントとして 非常に状態が良かったのだが、 それがシーズンが始まった途端、 新ストッパーに抜擢されたゴンザレスの2度に渡る救援失敗に始まり、 その他、ほぼ全てのリリーフ投手陣が打ち込まれた挙句、 救援防御率は5.98とまさか12球団中最下位に。 果たしてこの状況を一体、どう立て直せば良いのか。 一軍で誰か調子を落とせば、下の二軍で調子の良さそうな誰かと 入れ替えるのが基本だが、 と言って今シーズンのライオンズに関しては開幕前、 レギュラー戦力として期待されていたドラ一組の菊地や大石が 戦力外と開幕一軍入りから漏れ、 既にこの時点でベストメンバーとは言えない状態にあった。 渡辺監督は涌井のスランプにキッパリと降格を決めたが、 現実には涌井を落としたとして、 この状況でのエースの更迭はかなりの覚悟を強いられる 苦渋の決断だった。 そして実際、 涌井の抜けたローテの穴、4月26日のソフトバンク戦に ルーキーの小石博孝を一軍登録して登板させるも、 4回途中2失点でノックアウト。 中継ぎではMICHEALと星野智樹がファームに降格。 代わりに木村文紀や藤田太陽が登録。 若手の木村は去年からまだ上げ調子だが、 ベテラン藤田の方は満足にイニング数も稼げるかどうか怪しい。 しかしその一方、 ここまで救援失敗続きのゴンザレスは未だ一軍に残ったまま。 しかも4/26日の試合では、 渡辺監督は今までの9回から、 その日の8回のピンチに前倒ししてまで強引にこのゴンザレスを起用。 が、結果はペーニャにヒットを打たれて1点を失い、 続く松田も四球で歩かせ、 結局、打者二人で松永に交代。 西武には今季、新たに獲得した外国人投手としてもう一人、 ウィリアムスがいるのだが、 オープン戦での投球内容から開幕一軍入りを外れたままの状態。 それにしても渡辺監督のこのゴンザレス投手に対する入れ込み様は一体、 何なのだろうか。 そして投手陣に輪を掛けて大きな痛手が深刻なチームの打撃不振。 本来、売りの筈の打撃成績が打率.209でリーグ最下位。 チームのこれまでの全得点40に至っては何と 12球団中でも一番下の数字。 去年はチーム打率が.253でリーグ2位、 得点はトップの571だったのが、 今年は打って変わって急落してしまった。 今の所、去年は大活躍した中村と浅村の二人が 打率2割を切る程のスランプ。 この二人に関しては元々、 年毎や月毎での成績にムラがある方なのだが、 しかしタイミングが悪い時にその不調の波が重なってしまった。 それと盗塁王・片岡の不在。 去年の肩の手術から未だ二軍で調整中。 代わりのセカンドの守備は原が受け持っているが、 守備面での評価は高い一方、打撃や走塁面ではやはり損失が大きい。 そして助っ人外国人。 去年、DHで5番を打っていたフェルナンデスが楽天へと移籍し、 今年、その代わりには広島からトレードで獲得した嶋が入る事に。 しかしかつてのセ・リーグ首位打者もここ最近は不振が続き、 今季もこれまで15試合で打率.168、出塁率.200、長打率.264、 得点圏打率.231と、 同じ5番DHのクリーンナップとしては不十分な成績で、 目下、移籍先のチームでかなりの打撃好調をしている フェルナンデスと比べ、非常に皮肉な結果になってしまっている。 その他、外国人野手として獲得したカーターとヘルマンも、 先ずカーターがオープン戦の段階で右膝手術の為に一旦帰国。 一方、そのオープン戦では打率、盗塁数で総合3位の成績だった ヘルマンもシーズンに入ってからは打率.183。 開幕当初は任されていた1番の打順から、 今では6番や7番の下位に回される事が増え、 また守備面でも内野の守備が不安定だとの理由でセカンドから センターへとコンバート。 そしてそれに伴いセカンドには原が入り、 センターだった熊代とレフトだった高山が二軍落ちで、 レフトには主に米野が。 26日の岸の140球完投など本来はさせるべきではないが、 渡辺監督もこうしたチームの状況に、 “他のオマエ達選手が頑張らなければ、 それこそ先発投手を見殺しにするだけだ”との、 強いメッセージを込めての事だろう。 ただ5月には遂に片岡や秋山が復帰して来ると言い、 野手陣に関しては徐々にいい方向へと復調の兆しが見え始めても来た。 その点ではやはり、 同様に同じ打撃陣の不調に悩む広島や横浜と違い、 西武ではその片岡、栗山、中島、中村、浅村、秋山と、 選手の実力レベルが相当高いだけに、 いつまでもこのままの状態という事はないだろう。 しかし2008年に始まる渡辺監督の西武ライオンズではどうも、 ドラフトやトレード、及び外国人選手の獲得等による戦力補強が 余り上手く行っていない。 特に折角の当たりクジを引いたドラ1目玉の菊地と大石が現状、 一軍の戦力として全く使いモノになっていないのは痛い。 またカブレラの退団以来、 未だ彼の代わりとなる頼れる大砲も獲得出来ず、 球団は入団して来た外国人選手達に対し見切りを付けるのは早いが、 と言ってこれも巨人と同様、 選手がコロコロ入れ替わるだけで説得力を持った助っ人は ずっと不在のまま。 グラマンとシコースキーはクローザーとしていい活躍をしたが、 しかしこの点、渡辺監督は投手の起用に関しては かなりの自信を持っているのか。 もしかして現ゴンザレスへの強いこだわりも その目が裏付けとなっての事ならば、 まさか今後の活躍に期待が持てない訳ではないが・・・、 実際にはやはり、 代えたくても他に使えそうな選手がいないといった、 今のライオンズの苦しい台所事情を反映しての事なのではないか。 フロントは昨年のシーズン3位の結果にも、 「ウチは常に勝つ事が求められるチーム」との認識を 語ったりしていたが、 現状はその嘗ての栄光も虚しく、 目下、球団の経営面で充実した支援体制を誇る ソフトバンクや日ハムにとても敵わなくなってしまっている。 だから今シーズンの西武の成績低迷も、 それは単なる選手個人の好・不調の出来の問題ではなく、 チームの自力そのものが以前と比べ、 余程、衰えて来てしまっている事が原因なのではないか。 ちなみにその西武で28日、 西武の前身となる西鉄ライオンズでエースとして活躍した“鉄腕” 故稲尾和久氏の背番号「24」が永久欠番となる事が 決められそうだとのニュースが。 本決まりなら西武では初の永久欠番。 今年は07年に他界した稲尾氏の生誕75周年との事なのだが、 何故、今このタイミングなのかわからない。 元々、西鉄では永久欠番だったのだが 西武への球団譲渡と共に失効となり、 これまで西武ライオンズでは現ソフトバンク監督の秋山幸二氏を始め、 多くの選手が「24」の背番号を普通に付けて来ていた。 だからもしかして再びライオンズが他の会社へと渡ればそこでまた この永久欠番は失効となってしまうが、 これは果たして西武が今後もずっと責任を持って、 ライオンズ球団を永続的に保有し続けるといった意思表示なのか。 2004年には実際に球団売却の話しも出ていたが、 親会社の西武自身が本当にライオンズ球団の運営そのものに付いて どうするのか、 この辺りはやはり、 改めて態度をハッキリとさせて貰いたい。
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2012年、プロ野球開幕戦(六戦目)を見て 中日3-0DeNA (投)山内(1勝0敗)、浅尾 、岩瀬 (捕)谷繁 (投)山本(0勝1敗)、菊地 、小林太 、大原慎 (捕)黒羽根 、新沼 打点、森野2、和田1 本、森野1 中日の先発は2007年度のドラフト一位、27歳の山内壮馬。 プロ入りの二年間はパッとしなかったが 一昨年からグングンと成績を伸ばし、 去年が先発9試合で3勝2敗ながら防御率1.73と、 今季、より一層の躍進が期待される若手の成長株。 一方のベイスターズ先発は34歳のベテラン山本省吾。 山本は去年オリックスより、 尾花監督が「先発の柱」としてトレードで獲得した選手だったが その期待に応える事が出来ず、 先発14試合の登板で2勝11敗、防御率5.92と極度の不振に苦しんだ。 しかしながら親会社も変わり新チームとなった今季、 再び開幕五戦目の先発ローテーションに組み込まれるなど、 やはり彼の持つ、チーム内での役割りの重要性というものが 改めて認識される所だが、 今シーズンもまた、 彼の活躍がチームの順位に与える影響は大きいだろう。 しかしながらその先発の山本。 立ち上がりは上々でスコアに0を並べて立てて行くものの 6回に捕まり、 ツーアウトから四球で歩かせた大島を一塁に置いて 三番の森野にツーラン・ホームランを浴びると 途端に制球が定まらなくなり、 続く四番の山崎をヒット、五番の和田を四球で歩かせた所で降板。 菊池へとスイッチ。 菊池はこの回を0で抑えるも8回にはまた、 小林が和田にタイムリーを打たれて3失点目。 打線の反撃が待たれる所だったが中日、先発の山内が好投で 横浜打線に付け入る隙を与えず、 8回には浅尾、9回には岩瀬の必勝リレーで逃げ切られ DeNAは敗退。 投打に渡り快調の中日は開幕四連勝となった。 横浜打線はオープン戦では好調だった一番の梶谷が打率.091。 二番の石川も打率.176。 一方、6番の森本が打率.500、 七番の荒波が打率.357と好調で、 中畑監督は試合後、オーダー変更の可能性も示唆した。 ヤクルト1-3阪神 (投)石川(1勝1敗)、平井 、渡辺 (捕)藤井彰 (投)安藤(1勝0敗)、榎田 、藤川(2S) (捕)相川 打点、ブラゼル3、バレンティン1、 本、ブラゼル1、バレンティン1、 阪神の先発、安藤優也の力投で阪神の勝利。 ヤクルトとの対戦を1勝一分で勝ち越しに成功。 安藤は2010年の8月から595日振りの勝利。 長い不振や故障に苦しんだ末の涙の1勝となった。 不調に泣いて…595日ぶり!虎・安藤復活 (サンスポ) ヤクルトは開幕の巨人戦で優れたピッチングを見せた石川の 2試合目の登板。 やはり安定した投球で阪神打線を7回わずか3安打に抑えるも ブラゼルに許した二打席連続のホームランが 勝敗を分ける結果となった。 一方ヤクルトの打線の方は8安打を放つも得点は最終回、 バレンティンのソロ一発に終わるなど決め手に欠いた。 しかしバレンティンは、藤川球児の145km/h外角低め 目一杯のストレートを左中間に持って行くなど、 やはりパワーは凄い。 新外国人のミレッジと共に開幕から余り調子は良くなかったが ここに来て打率も.333に。 4/1日の巨人戦では高橋由の打ったライト前ヒットをトンネルして ランナーを帰してしまうなど、 「一生懸命やらんし、集中力がない」と伊勢総合コーチからは 厳しい叱責を受け、 小川監督からも「(入れ替えも)考えなければいけないかも」と、 二軍降格の危機さえあったが、 しかしながらそれも今日の活躍でまた暫く、 スタメンレギュラーばかりは何とか確保出来そうな感じ。 一方でミレッジの方は未だ打率.167と低迷。 しかしつい昨日まではバレンティンも打率.181で同じ状態だったのだが、 ただ面白いのがこれまでこの両選手のフォアボールの数が、 ミレッジが5つでリーグ2位、バレンティンが4つでリーグ3位と、 やはり彼らの持つパワーを警戒してか、 出塁率もミレッジが打率.167で出塁率が.348、 バレンティンが打率.333で出塁率が.474とスゴイ事になっている。 また四番の畠山も打率.158ながら四球4の出塁率が.304と、 同じスタメン打率のデコボコ状態でも、 ヤクルトは巨人と違ってかなり“線”として繋がっている様に見える。 巨人0-2広島 (投)内海(0勝2敗) 、小野 (捕)阿部 (投)篠田(1勝0敗)、ミコライオ 、サファテ(1S) (捕)会沢、倉、 打点、梵1、 広島が巨人を相手にまさかの三タテ。 広島はドラ一投手陣の一人、五年目の26歳、左腕の篠田が 巨人打線を7回、3奪三振の失点0に抑える力投で今季初勝利。 去年もカープの開幕ダッシュに貢献した篠田だがやがて失速。 広島ではマエケンやバリントンに続く ローテーションピッチャーの台頭が、 シーズン順位の上昇に不可欠な要素となって来るだろう。 一方、ジャイアンツの先発・内海もまた粘りの投球で 広島打線を7.2回、4安打、2失点に抑えるも、 打撃陣の方が8安打で無得点。 広島三連戦の間でも計23安打で得点が相手投手の 暴投による1点のみで、 タイムリー無し、ホームランも無しという、 巨人球団史上でも異例となる極度の打撃不振に陥っている。 ただこれまでの傾向で言えば広島は春先に強く、 巨人は逆に終盤の追い上げに強い。 と言って前半戦、余りに敗退を重ねて借金を増やしては 後半の巻き返しも優勝には追い付かなくなって来る。 原監督は「(復調の)兆候は出ている」と、 まだこのまま様子を見守る態度を示したが、 確かに今日の試合では打ち取られはしたものの、 打撃陣はいい当たりを連発していた。 しかし次の試合は巨人打線の苦手とする左投手、 しかもその中でも特に“巨人キラー”とまで呼ばれる阪神の能見。 未だジャイアンツには厳しい向かい風が続くか。 ソフトバンク7-6楽天 (投)ピント(1勝0敗)、吉川 、岡島 、森福 、ファルケンボーグ(3S) (捕)山崎、細川、 (投)上園(0勝1敗)、ハウザー 、橋本 、小山伸 、片山 、青山 (捕)嶋、伊志嶺 打点、内川2、聖澤3、牧田2、本多2、明石1、ペーニャ1、山崎1、 テレーロ1、 本、牧田1 ソフトバンクは前日に続き新外国人選手のピント。 楽天は去年、阪神から松崎伸吾との交換トレードで入団が決まった 上園啓史。 上園は2007年の新人王だが二年目からは深刻な不振に陥り 遂に今回のトレード。 詰り両投手共、これから試合での実用を見るテストの様な 初登板となった。 しかし結果は両投手共に不安定。 特に上園は大乱調で失点3、被安打7、21人、74球、奪三振3、 四球2、死球1の、5.2回でノックアウト。 それでも4回までは再三に渡るピンチも何とか1失点で抑え、 星野監督も我慢して見守っていたのだが、 続く5回にも2失点を奪われた段階でマウンドを降ろされた。 だが後続のハウザーも6回に3失点、橋本も1失点と失点を重ね、 好調の打線がその裏の回に直ぐ4点を奪い返すも、 1点差の負け試合に終わった。 一方のソフトバンクのピントも4回以外は毎回の様に ランナーを出してピンチを招き、 2回と3回に1失点ずつで計2失点。 5回、110球、被安打4、被本塁打1、奪三振2、ながら四球4、死球1と 制球に苦しみ、 5回で代わったがあれ以上はとても持たなかっただろう。 しかし後続の吉川が、こちらも4失点するなど炎上が続いた。 それと6年振りの日本球界復帰となる元巨人の岡島秀樹が6回裏から登板。 1.2回を打者8人、32球、無失点、1奪三振に抑えるも 四球が2に暴投が1と、 コントロールに課題を残した。 日ハム3-1オリックス (投)ウルフ(1勝0敗)、宮西 、増井 、武田久(1S) (捕)大野、鶴岡 (投)フィガロ(0勝2敗)、吉野 、香月 、海田 (捕)伊藤 打点、糸井2、大引1、中田1、 本、中田1、 日ハムはウルフの好投でオリックスに勝利。 ストッパーの武田久も初登板で無難に初セーブ達成。 打っては不振の中田翔が開幕25試合目にして漸く出た 初安打を豪快な初ホームランで打つなど、 投打に上手く噛み合ってチームの連敗も3でストップ。 3勝3敗の3位に。 オリックスは好投のフィガロを援護出来ず、 同一カード三連勝も逃す結果となった。
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浅村三変化